フォーティネット社のAir Traffic Control技術を採用 - 防爆型無線LANシステム

防爆型無線LANアクセスポイント LANEX-AP0201nは、フォーティネット社のAir Traffic Control技術を採用し、高品質で信頼性の高い無線LAN環境の構築が可能です。
特長1- 同一チャンネルの干渉制御

通常の無線LANネットワークの場合、干渉防止のために1ch、6ch、11chを使用するケースが一般的です。その場合、同一チャンネルの干渉を防ぐためにたとえアクセスポイントを交互に配置しても、通信させたいセルサイズより実際の電波(1ch)は遠くまで届いてしまうのが現実です。

そのために以下が課題となっておりました。
<課題>
●AP配置計画時、同一チャンネルによる電波干渉の発生に注意が必要。
●電波干渉の発生を防ぐために送信力を弱めると、APの追加設置が必要となる可能性あり。
●ハンドオーバーは端末主導にて実施されるが、通信遮断・音切れなどが発生する可能性あり。

一方、フォーティネット社のAir Traffic Control技術を採用した防爆型無線LANアクセスポイントLANEX-AP0301の場合、すべてのアクセスポイントと端末の接続状況を把握し、アクセスポイント間あるいはアクセスポイントと端末間の電波送信タイミングを制御(時分割制御)して、同一チャンネル干渉をまったく発生させずに無線LAN環境を構築できます。

電波干渉が発生しない結果として、以下のような様々なメリットが生まれます。
<メリット>
●アクセスポイントの送信出力をフルパワーにできるため、アクセスポイントの設置台数を抑えられる。
●システム構築後のアクセスポイント追加設置が容易で、チャンネル再設計の必要がありません。
●
ハイデンシティに対しては、アクセスポイントを同一位置に重ねて設置可能。
●1チャンネルのみでシステム構築が可能。
無線LAN以外(無線計装など)との共存も可能
また、1チャンネルのみで無線LANシステムを構築することにより、無線計装など無線LAN以外の各種システムとの共存が実現できます。

特長2 - バーチャルセル制御によるスムースなローミング
通常の無線LANにおいては、移動体(無線LAN端末)が複数のアクセスポイント間を移動する場合、端末に設定された受信感度設定値により接続するアクセスポイントを切り替えます。
そのため、ハンドオーバー(通信遮断、音声途切れ、無音状態など)が発生しやすくなります。

一方、LANEX-AP0301を利用した場合、複数のアクセスポイントを仮想的に1台(バーチャルセル)とみなすことができますので、端末主導でのハンドオーバーの発生がなく、通信遮断、音声途切れ、無音状態などを抑えてスムースなローミングが実現できます。
