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豪ラピッド社と提携、水性インクジェットラベルプリンターを販売開始

「豪製水性インクジェットラベルプリンター初披露 - 抜き加工システムを連結してPR」
ラベル新聞(平成24年8月1日付け)より

 プリント・フィニシング・ソリューションやナノテク・ソリューションに関連するビジネスを展開する(株)ビーエヌテクノロジー(東京都新宿区西新宿、猪瀬成良社長、TEL03-5365-2551)はこのほど、豪ラピッドパッケージングサービスと提携。日本国内において、水性インクジェット(IJ)ラベルプリンタ「Bni Xシリーズ」の販売を開始すると発表した。それに先立ち同社では、「ラベルフォーラムジャパン2012」のテーブルトップショーに「同X2」を国内で初披露。ロータリーダイカッター「D2」およびリワインダー「RPR250」を連結し、実演を交えてPRを展開。来場者の関心を集めた。

 ビーエヌテクノロジーは、UVニスコーターやオートカッターなどの印刷関連機器や超精密研磨システムなどのナノテクに関連する機器・システムにおける開発や製造、販売事業を手がけている。
 同社では、ラベル市場への本格的な展開を目的に、ラピッドと代理店契約を締結。多品種小ロットのニーズに対応するXシリーズの販売推進を決定した。

  その第一段階として、同シリーズのエントリーモデルであるX2を出品。抜き加工機とリワインダー・システムを連結し、オンデマンド印刷に最適なソリューションとして、実演を行った。
  同社・印刷機材事業部の中嶋晋也営業担当部長は、「ラベルを含めた印刷市場は、多品種小ロットのニーズが高まっており、そのような背景から、当社ではオンデマンド印刷に対応するBni Xシリーズの販売を決定した。ラベルフォーラムジャパンへの出品は、当システムに対するラベルコンバーターの反応を把握することが目的。昨今、デジタル印刷がラベル市場でも普及しつつあるが、イニシャルコストや印刷品質、抜きなどの後加工といった課題が多いと聞く。当シリーズは、そのような課題を克服できることを期待している。」と語る。

  同システムは、水性染料をベースにしているが、今後は、専用紙のみならず、用紙の選択肢を増やしていく方針。出力に関しては、5色のインクでさまざまな素材のラベルに対して高品質な出力を実現する。なお、出力スピードは分速18メートル(1600X800dpi時)。プリント幅は、最大220ミリ、最小50ミリとなっている。また同システムは小型・低価格化を実現している点が最大の特長。

  デジタル印刷の課題とされる後加工に関しては、ロータリーダイカッターのD2が連結可能。プリンタ本体もループ排紙機能を装備しており、抜き加工システムはもとより、コールドラミネートなど後加工のオプションを順次予定。

  中嶋営業担当部長は「ラベルフォーラムに出品することで、ラベルコンバーターのニーズを正確に理解できたと感じている。今回は、一つのアプリケーションとして提案を行ったが、出展によって得られた評価を反映し、よりラベル印刷市場に適したソリューションを本格的にご提供したい」とコメントしている。


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水性インクジェットラベルプリンター BniX2、ロータリーダイカッター BniD2

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